今日の勉強範囲
管理会計論:個別原価計算
今日の講義では個別原価計算とは何かと個別原価計算での社損の処理方法について学んだ。
個別原価計算と総合原価計算の比較
- 個別原価計算(正確)
生産形態が個別受注生産で製造指図書が特定製造指図書である。さらに原価集計単位が指図書ごとの生産命令数量である。
- 総合原価計算(簡便)
生産形態が市場見込生産であり、製造指図書が継続製造指図書である。また、原価集計単位が期間生産量である。
個別原価計算
Step1…仕掛品勘定の借り方に前月繰越や直接材料費などのIn putを貸方に製品と次月繰越を記入。この際、特定製造指図書の生産命令数量がすべて完成するまでは、完成品も含めてそのすべてを月末仕掛品としてみなす。
Step2…仕掛品勘定の製品を製品勘定の借方に「仕掛品」として移動させ、貸方に売上原価と次月繰越を記入。この際、完成した製品の受け渡しが完了していれば売上原価に、受け渡しが完了していない場合は次月繰越に記入する。
Step3…製品勘定の売上原価を売上原価勘定の借方に移動させる。
個別原価計算の社損の処理
- 補修可能な場合
Step1…原価計算表の小計より上のヨコ計は仕掛品の借方に記入。
Step2…原価計算書のタテ計は仕掛品の貸方に記入
Step3…(直接経費処理の場合)仕掛品の貸借両側に社損費として記入。(間接経費処理の場合)仕掛品の貸方に社損費として記入
- すべてが補修不能の場合
Stepはすべて同じだが、すべて補修不能の場合は旧製造指図書が失敗コスト(社損)となる。また社損品として外部に売却できる場合、社損費が浮く。
- 一部が補修不能の場合
Stepはすべて同じ。一部が補修不能の場合は新製造指図書に集計された原価の方を失敗コストとして考える。
- 異常社損費
原価計算表の作成をする際、たとえ直接経費処理だとしても、異常社損なら”行ってこい”しなくていい。
仕掛品勘定の作成は異常社損費をOutputとして(製品とかと同じように)考えれば良いので借方に記入。
今日の感想
今日の講義は長かったけど集中力保って受けることができた。内容に関してはいつもよりは簡単だったかなって感じ。ちゃんと復習すればそこまで足引っ張る単元じゃなさそうだから明日の朝しっかり問題解く!!
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