2025年 8/21 管理会計論レギュラー講義第5回

今日の勉強範囲

管理会計論:部門別計算

今日の講義では部門別計算の動力部門と修繕部門を切削部門と組立部門へ配分する方法について学んだ。

部門別計算の基本

部門別計算には大きく分けて3つのステップに分かれている

  • ステップ1:部門個別費を賦課、部門共通費を配賦する。(部門共通費は建物占有面積の比率で配賦する)このステップは正確な製品原価の計算、原価管理、計算経済性の向上の三つが趣旨である。
  • ステップ2:補助部門の費用を製造部門に配賦する。このステップの目的は合理的な製品原価の計算を行うことと原価管理・責任会計に資することである。
  • ステップ3:製造部門別にどの仕掛品にいくら費用が掛かっているかを計算し配賦する。このステップでは正確な製品原価の計算と原価管理が趣旨である。

ステップ2の計算方法

  • 直接配賦法…この方法は補助部門間の用役授受を無視して計算。ここでは補助部門ごとに製造部門に配賦する。
  • 階梯式配賦法…一方の用役授受を考慮し、もう一方の用役授受は無視して計算する。配賦順位を決定する必要がある。金額が大きい方を先順位とし、先順位の方を製造部門ともう一方の補助部門にも配賦する。それを合計した補助部門(先順位ではない方の補助部門)の費用を製造部門に配賦する。
  • 相互配賦法…第1次配布では補助部門間の用役授受を考慮して計算し、第2次配布では補助部門間の用役授受を無視して計算する。補助部門の最終配布総額を文字(x,yなど)としておき、それを各部門に配賦する。簡便法では自家消費を考慮しない一方で連立方程式法では自家消費を考慮する。※簡便法と連立方程式どちらでも最後の配賦額は変わらない。

製造部門費の予定配賦

最初に切削部門と組立部門の予定配布率を計算する。※この際に補助費の配賦する方法に注意!その後、実際のデータに基づき補助部門費を製造部門に配賦し、切削部門・組立部門別に予算差異と操業度差異を求める。

部門共通費の個別費化への取り組み

部門別計算の主目的が原価管理ないし責任会計に移行してきたことから部門共通日を部門個別費として認識する取り組みがなされている。

  • コストをかけて部門集計する…例えば、電力費であれば全ての部門に電力メーターを設置すれば、個別費として捉えることができる。
  • 管理するのに最も適切な部門に集計する…例えば、福利費を工場管理部門に集計し、をの発生額の管理をさせ、責任を持たせる方法。
  • 部門設定を工夫する…例えば、建物関連の費用を、建物部門という架空の部門の個別費として認識する方法

さらに、製品に直接配賦することができる補助部門費も存在する。例えば補助部門のうち製品設計部や製品検査部については、製品に直接用役を提供していると考えられるため、製品に直接配賦する。さらに工場長給与や図書費などは一般費として処理する。

今日の感想

管理会計論は比較的得意なため、スムーズに講義をうけ、理解することができた。今日の日記は書くのが遅かったから一日遅れになっちゃった💦できる限りその日に日記出せるように頑張ります。

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